先週・先々週と国会日程が目白押しでした。

東日本大震災復興特別委員会で、放射線汚染物質の中間貯蔵施設の進捗についてご質問を受けました。中間貯蔵施設は除染・復興を進めていくために不可欠の施設です。一方、設置をお願いする自治体や住民には大きな負担をお掛けすることになります。多岐にわたる地元のご要望を受け止め、地元の協力の下で施設の設置を進めていきたいと思います。今月14日に要請を予定しています。


国家安全保障会議は、対外政策の一元化と首相のリーダーシップの向上を図るのものです。今までは縦割り行政の下、各省庁が各々の立場からバラバラの情報を上げていたため、総理ですら全体像が掴みにくく、迅速に最善の政策決定がしにくい状態でした。今回、常設の専門スタッフを擁する国家安全保障会議を設置し、そこに情報の一元化を図るとともに、総理・副総理・外務大臣・防衛大臣・官房長官という少数のメンバーで情報を共有することで、外交政策を、全体を俯瞰した上で迅速に決定することが可能になります。また、同盟国と情報も共有します。今まで、このような機関が無かった日本は、情報の取り扱いを危惧され、安全保障上重要な情報を提供してもらえないことがありました。国家安全保障会議は、今後、国際社会の中で日本の安全を図るために必須の機関です。この法案は、衆参で大多数の賛同を得て成立しました。
特定秘密保護法案は、安倍総理がおっしゃっているように、国家安全保障会議で取り扱う様な、防衛や安全保障等に関する「特定」の秘密に関しての漏洩を防ぐための法案です。秘密の範囲が無制限に広がるかのようなご懸念を頂きましたが、防衛・安全保障等に関する秘密、とジャンルが限定された「特定の秘密」に関するものです。また、官庁が指定した秘密の妥当性について、別の機関でチェックされることとなります。 特定秘密保護法案は、衆参70時間近くの議論を経て、12/6(金) 深夜11:20過ぎに参議院で可決され、成立しました。
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