環境

Environment

気候変化の実感

最近、日本の気候が変だと思いませんか?極端に暑い夏や記録的な大雪、大きな竜巻の発生。今日は暑いなぁと思っていたら、翌日は急に冷え込む。まさに気候変動まっさかりです。こうした気候変動の原因のひとつとされる二酸化炭素の濃度は、これまでの人類が経験したことのない高水準に達しています。

これまでも、人類は自然環境にたいして負担をかけながら生きてきたことは事実です。しかしそれは、人類によって破壊されてしまったところを、自然が自ら修復させることができる範囲でのことでした。このバランスは、しかし、産業革命以降の世界においては、深刻な環境汚染という形で、完全に崩れていることが明確になりました。

人口増加と環境負荷

1900年には17億人程度だった地球の人口は、いまや70億人を超え、100億人にまで届く勢いです。そのひとりひとりが、自然環境に負担をかけながら生きているわけですが、自然のほうはというと、もはやその負担によって生じる破壊を修復することがとても間に合わないような状況にあります。

言ってみれば、転んでケガをして、カサブタができて、治癒されるという流れは、この地球においては、完全に止まってしまったのです。いまや、転んでケガをして、カサブタができる前にまた転ぶような状況がずっと続いています。しかも、転ぶ回数が日々どんとん増えているというのが現実です。なんとかしなければなりません。

まずは、資源の無駄使いを極力さけ、転んでしまう回数を減らすことです。それでも必要な資源を利用するときは、転んでしまうときのダメージをできる限り小さくできるような工夫が必要です。さらに、自然が必死になってカサブタを作ろうとするのを助けるような技術の研究と導入も必要です。これらをしっかり運用できてやっと、未来の子どもたちに、この美しい地球を残してあげることが可能になります。

これは、今のままではとうてい持続できない社会を、持続可能な社会に変えていくということです。人間が限りある資源やエネルギーを利用しても、それをまた地球が生み出せるような状態、すなわち「循環型社会」を実現するということが、本当に、本当に、急務なのです。これに失敗すれば、人類は今世紀中にも滅んでしまうかもしれません。子どもの将来どころか、私たちの将来も終わってしまうかもしれないのです。

環境とエネルギー

具体例となる、この日本における緊急の課題は、やはりエネルギー問題です。私は、これを解決するキーワードは「自立・分散型エネルギーの社会」の創出だと考えています。これは、風力や太陽光など、地域で産み出されるクリーンなエネルギーによって、その地域ごとに、地域全体のエネルギー消費を賄うという循環型社会の発想です。日本全国に、このような住環境を創り、それを日本の誇りとして世界にまで広げていくことが私の仕事であり、使命です。