今、地球規模で「緑」が減少していることは、深刻な問題であり、世界各国で「緑の回復」にさまざまな対策がとられている。
わが国にあっては、特に都市部の緑の減少傾向が深刻で首都圏(埼玉、干葉、東京、神奈川)における緑地面積は、この約40年間の間に22万ヘクタール(山手線の内側約34個分)が減少した。
この間題に積極的に対応すべく、わが党では、今年6月、党国土交通部会に「都市のみどりの保全・再生研究会(座長・石原伸晃衆議院議員)を設置、このほど東京都練馬区内にある三カ所の「屋敷林」を視察した。
屋敷林とは地目が「宅地」として分類されている緑のことだ。文字通り、家の前庭、裏山であリ、古くからは、防風、日除けなどのため家の周りに保全されてきた生活林のことをいう。
同区内における緑の70%が、農地、草地、樹林などに地目分類される私有地だが、その中の宅地・屋敷林の割合も多く、屋敷林の保全は「緑の保全」にとって重要な意味を持つ。
今回の視察は、この屋敷林を今後どのような施策を講じて保全したらよいのかを模索するものだ。
国レベルでは、緑の保全や、緑のある美しい景観のまちづくリを目的に、わが党主導で、平成16年6月に景観法を立法化。このほか都市緑地保全法も改正した。
同区では、同法改正を受けて個人所有の屋敷林を「特別緑地保全地区」に指定し、所有者に対し固定資産税や相続税の減免措置が講じられるような便宜が図られる制度が確立されている。
今回は、樹齢400年のケヤキの木やカネカズラなど貴重な野草が茂る屋敷林を視察して回ったが、同メンバーの研究活動は、さらに続く。


