メディアに掲載された石原伸晃関連記事を以下よりご覧頂けます。

対談
テリー伊藤
「毒入り注意!」
将来、総理大臣になったら何をします?
テリーの突っ込みに、石原氏は「既存の制度を作り直す」と答えた。所得税をもっと簡単にして相続税を廃止するとも....。さらに、「自民党は選挙に負けて野党で出直せ」と、爆弾発言まで飛び出した。
党内の派閥に刃向かうと殺されちゃう
テリー:最近、「政策新人類」とか言われて、石原さんのイメージがすごくよくなりましたよね。
石原:それまでそんなにイメージが悪かったのかって、がっくりして(笑)。
テリー:いやいや(笑)、しょうがないんですよ。選挙に舘ひろし、神田正輝、それに石原まき子さんも応援に来られて、普通の人は「おいおい、芸能界にデビューするんじゃねだろう」って思うじゃないですか。
石原:なるほど。
テリー:それにお父さんもこっちに控えてるわけだし。
石原:ええ。ただ、選挙区的にはね、父の地盤で出たのではないから、自分では創業者みたいな意識が強かったんですよ。
テリー:このところ古参議員とやりあってますけども、やっぱり最初のころは大変だったでしょう。
石原:最初は相手にしてくれないんですよ。
テリー:あ、相手にもしてくれない。
石原:私が初めて当選したのは、もう9年前なんですけれども、まだ派閥があったんですよ、安倍派、宮沢派、中曽根派....そこで刃向かうと殺されちゃうんですよ。
テリー:殺されちゃうんだ(笑)。
石原:干されちゃうっていうか。議員会館入るにも、委員会ひとつ入るにも、全部派閥で割り振りが決まってるんです。だから、派閥に相談しないと委員会も入れない。それはびっくりしましたね。国会での質問も、派閥の先輩が「じゃあキミ、次に質問させてあげよう」って言うわけですよ。自分でいくら質問させてくれって言っても「もう順番が決まってるから、ダメだ」と言われる。だから、初めて質問するまで3ヶ月ぐらいかかりましたね。
テリー:でも、9年たって、今ではある程度、言いたいことも言えるでしょう。小渕総理はどうですか。
石原:....お人柄のほうですか(笑)。
テリー:ま、お人柄はいいと思うけど、橋本さんみたいにプライドないじゃないですか。あったらもっと記メと喧嘩したりするでしょ。
石原:一国の総理はプライドを持ってもらいたいですよね。
テリー:持ってもらいたいですねえ。
石原:この間、どっかの講演で「私は不始末を掃除する掃除大臣だ」なんて言ったって新聞に載ってましたけど、総理大臣が掃除大臣だって言われちゃうと、「将来いっちょやってやるか」と思ってる若者も考えちゃいますよ(笑)。
長銀なんて潰しちゃえばよかったのに
テリー:この景気っていうのはどうなるんですか。
石原:景気はですね、昔福田赳夫さんが言ったのにならうと、「日本経済、全治3年」というところだと思いますね。銀行に対しては金融再生法を作りましたけれども、リストラしろって言っても、賞与だけ下げるっていうような状態ですよ。
テリー:不十分ですよね。
石原:だってもともと銀行は一般の企業よりも3割、4割高い賃金で、賞与も高いわけだから、普通のメーカー並みの賞与にするだけですよ。公的資金を入れてもらうんだったら、もっと血も肉も削らなきゃいけないけど、そういう意識がない人たちですね。そういう人たちにプレッシャーをかけて、雨降って困ってる人たちにいかに傘をようにさせるかですけども、なかなか難しいですね。今は貸し渋りだけじゃなく、逆に回収に入ってるじゃないですか
テリー:ええ。
石原:それと、長銀がつぶれてびっくりしたのは、検査すると不良債権がいってたのより1兆4000億も多くて....。
テリー:あれは本人たちも知らないんですかね。
石原:いや、知ってるのを隠してるんですよ。粉飾決算ですよ。だから、自分たちの経営が悪かったわけで、それが銀行のシステムの問題の根っこにあるわけですよ。だから、これを除けないと、ユンケル飲ましたってダメだと。
テリー:ダメですよね。
石原:私はやっぱり日本は銀行の数が多いんだと思いますよ。信用金庫、信用組合も入れると金融機関は850もあるんだから。大銀行だって長銀入れて19行あるし。裁量行政って批判が出るかも知れないけど、今こそ国の政策として、アメリカやヨーロッパと伍してもやっていける5つ6つの強い銀行を作っていかないとダメだと思うんですね。
テリー:僕は長銀なんかでもつぶしちゃえばいいじゃないかと思うんですよ。だけど、そうするとアメリカに対してまずいということがあるんですか。
石原:宮沢さんがサンフランシスコへ行って、ルービン財務長官に「日本の銀行をちゃんとやれ、景気対策やれ、減税やれ」ってさんざん脅かされましたよね。だから、あんまりおもしろくなかったんですけど、この前、アメリカの財務省の次官補代理のおばちゃんと晩飯食ったときに、「おたくは自分たちの庭におかしい問題がたくさん出てきてるじゃないですか」と言ったんですよ。いわゆるヘッジファンドの問題ですね。「こちらも自分たちのことは全力でやるから、そちらの問題はあなた方が責任を持ってくださいよ」と言ったんですよ。
テリー:そりゃそうですね。
石原:そうしたら、なんか急に顔色変わっちゃってね。怒っちゃった。それで「今日は楽しかった。これでお開きだ」って帰っちゃった。
テリー:日本の政治家って何でそうやってアメリカに強く言えないんですか。
石原:野党の人はもっときつく言ってましたよ。そのとき一緒だったのは仙石由人さんと平田米男さんなんだけども、これはもっとすごくてですね、「アジアは日本が面倒見るから、あなた達は出ていってくれ」って平気で言ってました(笑)。私はまあ与党だからそこまで強くは言いませんでしたけど(笑)。
テリー:僕はそんなにアメリカの顔色見ないで、公的資金の導入も必要なくて、つぶれる銀行はつぶしちゃえばいいと思うんですよ。つぶれたって、トヨタとかソニーとかの世界に通用する企業が銀行を仕切っちゃえばいいじゃないかと。
石原:ええ。それは私も同意見です。理論的には十分可能ですよ。だって免許事業なんですから。
テリー:そうですよね。
石原:それ、一緒にガンガン言っていきましょう(笑)。
小沢一郎さんはジョーカーだと思いますね
テリー:ところで、急に商品券構想が浮上してきて、なんかやりそうですね。あれ、1人あたり3万円なんですか。
石原:そう言ってますね。1億2000万人いるから3兆6000億という....。
テリー:よくわかんあいなあ。どうやって送ってくるんだろう。途中でなくなりそうだよな。「まだオレのとこに届いてない」とかさ。
石原:それと、一時期、偽造のタクシーチケットが問題になりましたけど、商品券ってすぐに印刷できますよね。そしたら透かし入れちゃえなんて言ってる人もいるんですけども、それだったらお金を渡すのと同じようなことになっちゃうんですよね。
テリー:そうですよね。
石原:だから、もう何でもアリなのかなと。まじめに議論するとアホらしいというか。
テリー:ここにきて、自民党、自由党、公明党という枠組みが浮上してきましたね。
石原:自由党の小沢一郎さんはね、ジョーカーだと思うんですよ。
テリー:ジョーカーですよね。
石原:エエイって切ると強いときもあるけど、引いちゃうとババになっちゃったり(笑)。
テリー:今、強そうなにおいしてますよね。
石原:ええ、そういう感じがすごいしますよ。だから、引いたら小沢さんのほうも存在意義が問われるし、引いたほうの自民党もみんなおかしくなっちゃうんじゃないかって。
テリー:僕が心配なのは、小沢さんと組んじゃったら、国民の支持はそれこそ民主党に行っちゃうんじゃないかなって。
石原:僕もそう思いますね。
テリー:これから自民党をどうすればいいと思いますか。下手すれば次の総選挙で....。
石原:いや、こんなこと言ったらまた何言われるかわからないけど、自民党はひどい目にあったほうが立ち直るんですよ。だから、もう一度、野党になったらいいんじゃないでしょうか。
テリー:それって爆弾発言ですよね。
石原:そうしないと、なかなか変わらない。自民党は40年のキャリアがありますからね。大企業ですから。
テリー:石原さんは都市型の選挙をしてるわけじゃないですか。だけど、僕、田中直紀さんの選挙を見に田中真紀子さんのところに行ったんですよ。そしたらね、真紀子さんが「うちのダンナだったら皆さんに儲けさせるから」って応援演説してて(笑)。
石原:アハハハハ、わかりやすいですねえ。
テリー:都都会で給料もらってる人と、地方で公共事業で儲けてる人たちと全然違うじゃないですか。都市型の選挙と田舎のゼネコン体質、ここをどうしましょう。
石原:だけど、都市と農村みたいな切り口で分かれていくのは、国にとってはきっと不幸ですよね。だから、やっぱり税金を払ってる人と使ってる人みたいな切り口で政界再編が進むのがいいんでしょうけれども、その前に自民党ももう1回反省したほうがいいって気がします。
テリー:政界再編って現実にありうるんですか。
石原:いや、このままじゃ民主党を中心とする勢力が天下とっても、過半数はとれないですよ。
テリー:そうですねえ。
石原:自民党が次の選挙で負けるといっても、200は絶対とりますよ。さっき言った「儲けさせまっせ」って言う人たちがいるから(笑)。
テリー:そうすると現実の再編って言うと、自由党、公明党あたりとですか。
石原:そのへんのグループは一緒ですね。でも、民主党の中にも同じ考えの人がいますよね。だからほとんど一緒なんですよ、政策的には。
テリー:この前も小泉純一郎さんが「これ、トヨタと日産みたいなもんだよ」って。で、「トヨタで干されたヤツが日産に行きたがるんだ」って(笑)。
石原:なるほど(笑)。
テリー:僕なんかが見てると、菅さんが言ってることと
石原さんが言ってることと、近いですからね。
石原:ええ、近いですよ。でも、菅さんというのはきっとデストロイヤーなんですよ。ものを壊す力はかなりあるんじゃないですか。ただ、それから組み立てるっていうとこを言いませんね。
テリー:ところで、中島洋次郎代議士が政党助成金のことで逮捕されましたけど、
石原さんから見てどうなんですか。
石原:あれ、常識じゃ考えられないですよ。助成金というのは税金だから、税金で飲み食いしたり、ましてや旅行に行ったり車買ったりしては、政治家として生きていけないですよ。
テリー:あの人は知っててやったんですか。
石原:知らないでやってたとしても問題ですよね(笑)。
テリー:「秘書が、秘書が」って言ってましたけど、秘書の人もたまったもんじゃないですよね。
石原:いや、
テリーさんね、私の場合も会計責任者が全部やってますから、見てません。もし何かで違うものに使ってたら、顔面蒼白ですよね。中島さんの事件が表になったあとチェックしたら、幸いちゃんとしてましたけど。
テリー:それから、都知事選の話が新聞に出ましたけど、お父さんが出るっていう噂もありましたよね。
石原:その話は前回もあったんですけど、どういう枠組みでやるのか....やっぱり現職は強いんですよ。青島さん、何もしないから。何もしないと都庁の役人は応援しますよ。で、父は政治の世界をリタイアして、今は自由人なわけですよ。
テリー:ていうことは、息子さんの立場からいうと立候補はしてほしくないですか。
石原:いや、本人が束縛されてもいいって決めてやるんだったらいいけども....。
テリー:僕はここ1,2年のお父さんの発言とか聞いてて、「それだけ強気なことを言うんだったらやってくださいよ」みたいな気がしますね。
石原:伝えさせていただきます。
テリー:ええ、ぜひ。最後に、
石原さんが将来、総理大臣になったとすれば、何をしてくれますか。
石原:えっ、私が? かなりバーチャルな世界だなあ(笑)。
テリー:もしなったらということで。
石原:やっぱり既存の制度を、そこは菅さんと似てるんだけど、全部最初から作り直したいですね。まずは、税金ですね。レーガンがやったように所得税は3段階ぐらいにして、で、相続税なんていうものはなくしちゃってもいいと思いますよ。日本には夢がないんですよ。あと、源泉徴収もやめたいですね。それとエリートがいなくなったのがよくないんじゃないですか。やっぱりどの国でもリーダーになるヤツってエリートなんですよ。ま、アメリカは違うかもしれませんよね、俳優だったり、歌手だったり(笑)。
テリー:ええ。
石原:それから、国とか地域とかサークルとか、何でもいいんですけど、そういうものに対するアイデンティティを、みんなが持てるような社会にしないと、わがままやりたい放題、言いたい放題になってしまいますね。このごろの若者には、地域や学校に対する帰属意識もないし、親も先生も尊敬していない、ましてや国なんてことは何も考えていないというものがいる。それはやっぱり直していかないと大変な世の中になるんじゃないかなって気がしますね。
テリー:やっぱり日本が戦争に負けて、僕らぐらいから上の人たちが金儲けに走って、子供をちゃんと叱れなかったということがあるんですね。だから、これから21世紀に向けて国民を叱る政治家になってほしいんですよ。
石原:ああ、叱る人、いないですよね。学校の先生が子供を叱りませんから。
テリー:昔は親が「ムダづかいするな」って言ったじゃないですか。今は政治家が国民に商品券あげようとしているわけですよ(笑)。
石原:ハハハハ。そのうち小学校に小原庄助さんの銅像が立つかもしれない。僕らの時は二宮金次郎だったけど(笑)。
解毒剤 総理大臣はまだ先のことでしょうが、とりあえず早く大蔵大臣になってください。年寄りの宮沢さんではみんな元気が出ない。
石原大蔵大臣となれば、日本経済が活気づくこと間違いなし!

