マスコミ語録

メディアに掲載された石原伸晃関連記事を以下よりご覧頂けます。

日本代協ニュース
平成11年7月12日

『ビッグバンと金融再生』
競争は創造のチャンス

特別セミナー
石原伸晃衆議院議員が講演

日本代協は通常総会開催の翌6月11日午前10時から、講師に石原伸晃衆議院議員を招き、「ビッグバンと金融再生」と題した記念セミナーを開催した。
金融界は今、厳しい再生の試練の中に立たされているが、金融界の一員である損保は、一体どういう将来像を描けばよいのか、一時間半にわたって世界的視野から、その見通しを易しく解説していただいた。

日本経済は戦後、一貫して右肩上がりに成長してきた。
1989年末には株価が38,915円の高値をつけて4万円の壁も目前にしたが、これを境に経済構造は一変した。10%以上の伸びがなければ成長と見なさなかった考え方は、ここで変えなければならなくなった。それはちょうど経済に対する物差しを、鯨尺からセンチメートルへ転換するものである。
しかし昨年、東証株価が12,879円をつけて以来1年で4,000円を戻している。日本経済は小康状態にあると言えると思う。これはビッグバンという金融の自由化によって外資が参入し易くなり、モチベーションの転換によって日本経済が見直され、買い気分が強まっているためである。1990年代は失われた10年だといわれる。89年
のGDPは400兆だったものが、現在は500兆になっており、経済規模は10年で確実に20%増えた。その意味で日本の停滞はよその国の停滞とは質が違う。
政府は金融ビッグバンを2001年から実施するといっているが、われわれの回りにはすでに金融の自由化が始まっている。コンビニでドルでの支払いが可能になったし、外貨での預金もできるようになった。国境なき競争、グローバルな競争は始まっているのである。国際競争に勝つためには、最早金融改革は避けては通れなくなっている。

●金融界の改革は

ところで、金融界の改革はどうなっているか。
今年の10月1日から、かなりの多くの部分で相互参入が実現する。残っている生損保の本体による相互参入も早まる可能性もある。日米保険協議でペンデイングとなっていた第三分野の参入は2001年1月から実施される。
英国や米国と同じスタンスに立てば、チャンスがあると思えばどんどん入ってくるだろうし、従来はタテ・ヨコの競争であったが、今後は内から外への競争に変わってこよう。
そこで大切になってくるのが、リスクコントロールである。どのリスクをどう分散し収益率をどう局めるかの手腕が、企業家に問われる時代になる。

●改革後は?

最近、日本のビッグバン後の産業構造について質問を受けることが多い。
確かに今後数年間は、引き続き社会構造の改革が進むであろうが、日本経済の
基幹部分を支える産業や、損保のようなドメスティックなマーケットを対象としている業界は繁栄して行く。そして日本経済を押し上げる力となる。企業の合併や外資との提携などもあるかも知れないが、有効な商品を持つことによって、商売のフィールドは広がって行く。介護保険の分野も損保の皆様が扱うことになるだろうし、新しいビジネスチャンスは金融再生の大きなポイントでもある。
競争は新しいものを創造する。新しいものを創造するなかに、いろいろなチャンスが生まれてくる。発想を転換してそのチャンスを生かして行こう。

講師 プロフィール

石原伸晃M
昭和32年:東京に生る
昭和56年:慶応義塾大学卒業。日本テレビ入社。政治部記者として大蔵省、外 務省、官邸等担当
平成2年:第39回総選挙にて衆議院議員に初当選 平成8年 第41回総選挙にて東京8区(杉並区)より3期連続当選。 第2次橋本内閣の通商産業政務次官に就任。平成11年全国損害保険代理業政治連盟顧問に就任

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