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朝日新聞
平成19年12月12日(水)
流動の予感
総選挙後「再編も」
国会攻防の足もとで、次の総選挙後の政局を先読みしたうごめきが表に出てきた。与党が過半数を制しても逆転国会の状況は変わらず、民主党が勝てば自民党は大混乱に陥る・・・・。いずれにせよ政界は流動化するとの見立てからだ。自民党では新たな「固まり」をつくる動きが出始め、党派を超えたグループ作りに広がる可能性も秘めている。
(内田晃)
自民党内、新しい連携
「政策実現は仲間と」石原氏が派閥入り
11日、東京・芝公園のホテル。自民党山崎派の山崎拓会長が開いた政治資金パーティーで石原伸晃氏が紹介され、派閥入りを表明した。
「これまで無派閥でやってきたが、国家、安全保障といった政策は、仲間と声を大きくしないと実現しない」
石原氏は父・慎太郎氏の流れから旧三塚派に属した後、無派閥に。00年に旧加藤派に身を寄せたが「加藤の乱」をきっかけに再び派閥を離れた。脱派閥を進めた小泉政権で重用され、行革担当相や国土交通相を務め、安倍政権でも党三役の政調会長に起用された。
そんな石原氏の山崎派入りは、政界流動化を視野に入れた動きの一端だと受け止められた。他派閥の会長の一人は「派閥を壊す側にいた人が派閥に入る。利害が一致したということだろう」と冷ややかに語った。
次の総選挙で与党が「3分の2」議席を失えば、政局は再編含みの展開となる。将来性ある中堅の入会で求心力を高めたい山崎氏と、荒波に向かう足場を得たい石原氏の思惑が重なった・・・という解説だ。
