マスコミ語録

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毎日新聞
平成17年11月10日(木)

自民・道路調査会長に
石原氏

族議員に人事攻勢

自民党は9日午後の政調正副会長会議で、道路調査会長に道路公団改革に携わった石原伸晃前国土交通相を起用する人事を正式に決めた。小泉純一郎首相が進める道路特定財源の一般財源化に首相と一体となって取り組む布石と言え、特定財源を力の源泉にしてきた「道路族」議員は、さらなる挑戦状を突きつけられた格好。全体で36ある調査会のうち3分の2にあたる24の会長を同日一新するなど、執行部の人事攻勢が目立つ。

中川秀直政調会長は、一連の人事を諮る会議の途中、記者団の前に姿を現し「族議員(が就任する)という形にならないよう配慮しながら人選している」と述べ、刷新人事をアピールした。11年間外交調査会長を務めた中山太郎氏に代えて町村信孝前外相を起用するなどしたが、石原氏の登用は、その象徴として中川氏が強く推したものだった。

道路調査会は、党内最大派閥だった旧田中―旧橋本派(現・津島派)の有力者か、同派に近い党内実力者が代々会長に就き、約3兆5000億円(05年度)に上る巨額な道路特定財源の配分に「にらみ」を利かせてきた。その慣例からすれば、道路公団民営化をめぐり古賀誠前会長(元党幹事長)らと対立関係にあった石原氏(無派閥)が就任するのは異例だ。

党執行部は新体制発足後、調査会の統廃合や会長任期を2期2年に限る改革を次々に打ち出し、族議員の活動封じを進めてきた。石原氏の人事もその一環と言え、道路族議員は「小泉さんの差し金もあるんだろう。(道路行政への)旧橋本派の影響力を止めるという意味で大きな布石になりかねない」(津島派中堅)と警戒する。

石原氏は9日「仕事を徹底的にやらなければならない」と記者に語り意欲をみせ、首相も同日夜、中川氏と会食した際、石原氏起用について「面白い。いいね」と語り、満足げだった。

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