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朝日新聞
平成14年10月4日
改革は進むのか
閣僚に聞く
行政改革・規制改革担当大臣
石原伸晃
「民営化の時期早めたい」
○実行力を疑問視する声があったのに、なぜ留任したと思いますか。
●道路4公団民営化の結論が年末に出る。空港民営化、政策金融機関の問題もあり、昨年来の政策の継続性を首相が考えた結果だと思う。臨時国会には(特殊法人の)整理合理化計画を実現するため独立行政法人化など46本の法案が出る。法案化で「骨抜き」されないようフォローアップする。磨斧作針(まふさくしん)の心意気だ。
○「石原(東京都知事)新党」封じのためとの見方もあります。
●初めて聞いた。そんな話なくなったでしょ。
○道路公団改革をどう加速させますか。
●道路関係4公団民営化推進委員会の答申を尊重した法案にする。提出は来年の通常国会以降になるが、05年度を目途としている新組織への移行を可能なら早めたい。
○どんな「民営化」を考えていますか。
●コスト意識がなく、莫大な借金を先送りにする体質は是正したいが、1メートルたりとも高速道を造るなとは思わない。民営化委員会では経営形態をめぐる哲学論で早く統一見解を出して、ディテール(細部)を積み上げた議論をしてほしい。問題は新組織がどれだけ高速道を造るのかに尽きる。あとどれだけ高速道が必要で、新組織がどれだけ造り、それ以外はどういうスキーム(枠組み)、建設方法で造るか。早く結論を得てほしい。
○「抵抗勢力」を押さえ込めますか。
●政治家の関心が非常に強いので、(与党の)理解を得ないと難しい。内々に党と話をする限り、残存事業をいくらやるかには開きはあるが、中間報告で示されたスキームでは大きな乖離(かいり)はない。
○昨年、首相から言われたように「サンドバッグ」になれますか。
●今回も「引き続きもっと打たれてください」と言われた。集中砲火を浴びたり、打たれたりするのは簡単だが、法案はどうなるんだという気持ちもある。そのバランスをどう取るかで逡巡している。

