メディアに掲載された石原伸晃関連記事を以下よりご覧頂けます。

2001年
ベストドレッサー賞
受賞者インタビュー
新世代のステイツマンは、個人のスタイルも大切にする。
政治・経済部門受賞
行政改革・規制改革担当大臣
石原伸晃
BEST DRESSER STYLE BOOK
「あたらしい酒はあたらしい革袋に」・・・すべてが新たな時代へと向かって大きく動いていくとき、自ら進んで時代を呼吸すること、流されるのではなく流れを起こしていくことが求められる。いま、その双肩に日本の大きな岐路をリードする役割を担った石原伸晃。
しかし、ひとりの個人として自分のスタイルにこだわる気持ちを大切にもする。
その輝く瞳は、いつまでも青年の純心を失わない。
「周りのひとに恵まれてるからね」
ベストドレッサー賞受賞のポイントをたずねられてのそんな答えは、逆に石原の自信の表れのように思えた。

「じつは、ずいぶん痩せたんだよ。その効果?いろいろなものが着られるのがいいよね。体型によってどうしても似合わない服があったりするでしょ。好きなもの、着てみたいものをそんなところで限定されたくないこともあって、一気に減量したんだ。おかげで昔はトラッド一辺倒だったのが、ヨーロピアンスタイルも試せるようになった」
登場以来、圧倒的な支持を誇る小泉内閣の行政改革・規制改革担当大臣として世間の注目を集め、激務に励む石原にとって、ファッションとは、わずかに許されたプライベートな自分に還れる話題なのだろう。歯に衣着せないフランクな口調も、いつにもまして滑らかだ。
「ファッションは、とくに政治家にとって大切だよ。多くの人たちに接し、アピールし、協力してもらえるように説得するのが仕事。そのためには自分が相手に与える印象は非常に重要になる。たとえば、他の国の政治家と会うときも同じ。1日に何度も顔を合わせるときなんか、スーツは変わらなくても、ネクタイにメッセージを託す。昼の会談ではダークカラーで意志の強さ、夜は明るめにして親しみを表すとかね。コミュニケーションの手段としてもっと意識しなきゃいけない」
とはいえ、その考えるところは、いかにも「政治家」イメージにつながる服装とはまったく違う。恰幅のよい身体を縦縞のスーツにくるみ、おなじく太いストライプのシャツを合わせる・・・・たしかに、そんな代議士然としたスタイルは石原には似合わない。それは、いまも若々しい感覚を忘れない父親、いや石原家の人々が受け継いできた洒落ものの血が、彼のなかにも色濃く流れているからだろうか。少なくとも、父・慎太郎という存在がさまざまな意味で石原に与えた影響は大きい。

「小学校四年生から、政治家になるって言いつづけてきた原点はもちろん父親。今からみればどうかと思うけれど、立候補したときのスタイルは真っ白なブレザーに赤い日の丸。すごく印象的だったし、それからも、わが道を行く、というその姿勢は、いつも自分自身のモチベーションになってるね」
そして石原家につきものの“海”との関わり。子供の頃からヨットに乗せられ、その操船をたたき込まれたという石原だが、意外なことに最初は海が怖かったという。しかし、やがてその素晴らしさに魅せられる。人知の及ばない生と死の狭間にわが身を置く感覚、自分たちの日常とはまったく別の世界があるという感動、そして自然の前ではまるで無力な人間という存在の愛しさ、それらすべてが石原伸晃というひとつの人格をつくりあげる大きな要素となったことは違いない。そして、そのきっかけも父親だった。
「自分のスタイルを持っているのはさすがだね。だいたい自分自身がお洒落なんだ。なにより立派だと思うのは若い頃から少しもブレないこと。僕とは違うけれど尊敬できる。じゃあ自分はといえば、もっと自然で優しさのあるスタイルがしっくりくる。でも、それは世代観の違いかもしれないな。ただ、自分というものをしっかり持ちたいという点は変わらないよ」
体型を整え、服装の自由度を増したという石原が今気になるアイテムは革のパンツ。表の顔としての重要な役割の合間に、この冬はブラックレザーのパンツスタイルでプライベートを楽しむ彼の姿が見られるかもしれない。

