コンパス

石原のぶてる's オピニオン・羅針盤(コンパス)

平成16年5月号
道路公団改革、ついにラストステージへ。

道路公団改革、ついにラストステージへ。

行革大臣を拝命して以来、3年にわたって取り組んできた道路四公団民営化法案は先月衆議院で可決され、現在は参議院での審議が続いています。この間、私の立場は全く変わりません。それは「無駄な道路は作らない」、そして「徹底的にコストを減らす」、最後に「利用者へのサービスを向上する」の三点です。

そのため、まず厳格で客観的な評価基準に基づき、全ての道路を再評価し、事業を中断して計画を見直す「抜本見直し区間」を設定しました。また、高速道の建設計画を徹底的に見直し、建設費用を半減しました。高速道路の料金も平均一割引き下げます。加えて、ETCによる首都高速の夜間割引き、高速道の通勤割引や夜間・長距離割引きなどの新しいサービスも導入しました。

さらに、借金の返済を45年以内と決定。45年後には高速道路は確実に無料になります。また道路公団は3分割。6つの新会社の競争で、地域に密着した新サービスが始まります。また新規の建設は、分割された新会社が自己責任の範囲で行います。もう、東名の収入で地方の道路は作れません。

新会社の行う事業は、国の命令によるのではなく、国と新会社が結ぶ協定で決められます。新会社が国の顔色をうかがうことなく、自由に事業を行えます。その上で信賞必罰を徹底。増えたコストは新会社の負担、減らした分は新会社の儲けになる新たな仕組みも導入します。

40兆円にものぼる借金を一日も早く返済すること。必要な道路を最低限のコストで作ること。そして国民が最高のサービスを受けられるようにすることが民営化の目的です。今回の民営化について、道路から利益を上げられず、道路も保有しない新会社の経営は成り立たないとの議論が聞かれます。しかし、新会社が高速道路を独占し、料金に利益を上乗せすることは、新会社の利益にはなっても、国民の利益にはなりません。それでは本末転倒です。

小泉内閣ができる前、誰が道路公団の民営化を想像したでしょう。皆さんの協力と応援で改革はここまで進みました。今後ともよろしくお願いします。



アルティメイト・クラッシュ
(Ultimate Crush:徹底的にやっつけろ!)

石原伸晃:今日はお忙しい中ありがとうございます。監督に就任されて三年目、今年のスローガンは何ですか?

清宮克幸:今年のスローガンは「ultimate crush」です。実は二年前に優勝した時も同じスローガンだったんです。

石原:英語ですね?

清宮:普段から口にしやすいことが大切です。練習でも試合でもそれを使いながら闘っていって、チームが一つになるんです。

石原:2001年にイギリスに行った時、早稲田ラグビー部OBの奥克彦さんに大変お世話になりました。国際政治の荒波の中で悲劇的な死を遂げられた奥さんですが、「ultimate crush」の名付け親が、その奥さんだとか。

清宮:イギリス遠征の時、奥さんは有給休暇をとってチームのお世話してくれたんです。その時、奥さんに頼んで作ってもらったのが「ultimate crush」です。

石原:それで日本一をとって、さらにその言葉は生き続ける。肉体は滅びても、皆さんの心の中で奥さんが永久に生きていくんですね。

●早稲田再生のカギ

石原:厳しい時代もありましたが、早稲田再生の最大のポイントは何ですか?

清宮:フルタイムで学生をみる指導者がついたことでしょうか。

石原:長い伝統の中で、新しい試みに抵抗がある人はいませんでしたか?

清宮:勝つことに勝るものはないんです。

石原:なるほど。勝つためのチーム作りの基本は何ですか?

清宮:基本プレーを年間通して練習します。それがチームの力になっていくんです。サインプレイは2割、残りの8割は年間ずっと同じです。

石原:夏合宿は菅平ですか?

清宮:そうです。あの山で1ヶ月過ごして、男を磨いてくるんです。

石原:かっこいいですね、男を磨いてくるとは。

清宮:それくらい精神的にも追い込まれるんです。

●荒ぶる魂

石原:今日どうしても伺いたいのは、荒ぶる。いい言葉ですよね。

清宮:学生は日本一になろうぜって言わないんです。荒ぶるを歌おうぜって言うんですよ。

石原:いいですね。昔から?

清宮:そうです。荒ぶるという歌は、日本一になった時にしか歌えないんです。四年生の時に日本一になった学生は、一生「荒ぶる」を歌えます。四年生だけ。優勝しても、その時3年生だったらダメ。荒ぶるが出来てから、60代の卒業生の中で歌えるのは10代くらいです。

石原:清宮さんは、有言実行の人ですね。でもスポーツですから負けることもある。プレッシャーはないですか?

清宮:自分自身の言葉にはプレッシャーを感じます。他人がどう思うかじゃなくて、自分が口にした以上は実現するんだと。

石原:指導者の孤独ですね。政治も似ています。

●早稲田と上井草

石原:練習場が上井草に来て、2年目ですよね。

清宮:施設も素晴らしいですけど、上井草の方々には、本当に地域ぐるみで応援してもらっています。

石原:鈴木定雄理事長を中心に、上井草の方たちはみんな温かいですよね。

清宮:いろんな場面でそれを感じます。例えば、部員が地元で食事をすると、どの店に行っても、ご飯もおかずも大盛りで、みたいな。

石原:今、NPOを作って、子供さんたちにスポーツを教えていると聞ききましたが?

清宮:ワセダクラブというNPO法人を去年立ち上げ、上井草ではラグビーを中心に、子供のスクールと大人のチームを作っています。東伏見では、サッカーやアメリカンフットボールスクールを、戸田ではボートスクールを作っています。

石原:ボートにしても東京にはできる場所が少ない。そういうものを中心に広がりをみせるといいですね。

●石原に一言

清宮:子供たちがスポーツを楽しめる環境を整えたい。その時一番問題になるのが施設です。芝生のグランドがほしいですね。

石原:私も小中学校くらいは校庭を芝生にしたいんです。そうしたら、ケガの心配も少なくて、ラグビーもサッカーも思いっきりできますから。

清宮:和泉小が全国に先駆けてやっています。
どんどん杉並じゅうに広げていって下さい。そして、せっかくご縁ができたんですから、ラグビータウン杉並を作っていきたい。例えば、杉並区の小中学校は授業にラグビーを取り入れる。そこの指導にワセダクラブの仲間が行くとか。

石原:いいですね、協力させて下さい。公共施設の緑化は、日本は遅れていますからね。日本の学校の校庭を緑で埋めつくすのは、私のライフワークです。私も頑張ります。今日はどうもありがとうございました。

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