石原のぶてる's オピニオン・羅針盤(コンパス)
平成15年5月号
皆様の応援に、心より感謝します。
第十五回統一地方選挙を終えて
第十五回統一地方選挙が幕を閉じました。この二ヶ月の間、四〇人を超える候補者の応援に、日本全国の一〇〇ヶ所近くでマイクを握りました。ふたを開ければ、父は三〇〇万を超える票を頂き、都知事選史上最高の得票率で再選。杉並区でも区長を始め、自民党公認候補が全員当選を果たしました。この場をお借りし、心より御礼を申し上げます。
全国の知事選挙の結果を見ると、平均年齢は前回の六二・六歳から五五・九歳へ。当選回数は平均一・九回とついに二回を下回りました。過去の実績よりも、変化に対応できる柔軟性が求められているのでしょう。また女性候補の立候補者数、当選者数とも、史上最多となりました。ちなみに、東京都内で最も女性区議が多いのは、わが杉並区です。
官僚が作った政策では、街の声を活かせません。だからこそ、行政と町の暮らしの間に、潤滑油として政治があるのです。これまで、政治に縁のなかった人たちが、自分の考えにあった形で、あった場所で、政治に関わろうとしています。自分の故郷から日本を変えよう。そんな地方政治のダイナミズムを肌で感じた二ヶ月でした。
小泉政権も、発足以来丸二年が経ちました。着々と改革は進んでいます。以前は七七もあった特殊法人は、ほぼ全てが廃止・民営化、もしくは独立行政法人化されます。道路公団も、成田空港公団も民営化です。燃料電池車が街を走り、株式会社は資本金一円でも設立でき、学校経営も多様化されます。どれ一つとっても、小泉内閣でなければ、手をつけることさえ難しかった課題ばかりです。
今後の課題はスピード。これにつきます。アイデアを出し、法制化し、効果が出るまで早くても二年。民間の会社が、こんなペースでアイデアを製品化していたら、ライバル会社に先を越され、会社自体が潰れてしまうでしょう。動きの遅い、巨艦「日本丸」をスピードアップさせること。その先にこそ、この国の未来があるのです。
石原慎太郎圧勝で、再び都政へ!!
先日行われた東京都知事選挙において石原慎太郎氏は308万7190票という前回(166万票)の倍近くの得票数で圧勝しました。44.94%という投票率において、70.21%という得票率は、都知事選挙史上最高の記録です。この結果はこれまでの四年間の石原都政を、都民の皆さんが評価し、支持してくれたという表れです。具体的な公約を掲げ、ひとつひとつ確実に実現する。そんな「強いリーダー」として、今後も指導力を発揮してくれるはずです、期待しましょう!
本当にいろいろとありがとうございました。多くの方々に様々なお力を賜り、非常に分厚い迫力のある選挙ができました。大変嬉しく思っております。東京都では、党派を超えて非常に合理的な議会運営をしてきて頂きましたが、この選挙でもそれが如実に表れました。国政にも、これからサジェスティブな余波が届いていくんじゃないかという気がします。再選された限りは、今まで以上に過激にやります!場合によっては、国を小突きまわす位のことはできるんじゃないか、東京ならではのことができるんじゃないか。それを都民が「東京から日本を変えろ」という形で期待して下さった。
一期目でやり足りなかったことは沢山あります。中小企業対策のための新銀行創設、都独自で設けた認証保育所の拡大、都立高校の学区制度の全廃に続く新都立学校の設立、ER※の増設や話題のカジノなど。東京が動けば、日本もずいぶん変わってくるはずです。
※エマージェンシー・ルーム、救急室の略で、医療改革を進める都が「24時間安心できる医療提供」を目指してスタートさせた事業。内科系、外科系、小児科などに医師を配置。眼・耳鼻など一部専門診療科を除く急患に、休みなく対応する
| 候補者名 | 得票数 | 党派名 |
| 石原 慎太郎 | 3,087,190 | 無所属 |
| 樋口 恵子 | 817,146 | 無所属 |
| 若林 義春 | 364,007 | 日本共産党 |
| ドクター・中松 | 109,091 | 無所属 |
| 池田 一朝 | 19,860 | 無所属 |
東海道を行く!!

雨をしのぎ風をよけ、25年余り活躍してきた、JR高円寺駅南口のパルアーケード。そのアーケードが生まれ変わりました。商店街の最大の魅力は人と人との触れ合いです。新しいアーケードはそれにふさわしく、空間の広がりを感じる自然光を取り入れた造りとなっています。高円寺といえば阿波踊り。躍動的な雰囲気が漂うこの空間に、一度足を踏み入れたら、なかなか出てこられないかも。
元気出せ、ニッポン!
街を歩くと景気が悪いという話ばかり耳にします。その一方で、アメリカのビッグスリーより、日本の自動車メーカーの方が調子がいい。ファックスも日本が世界で90%以上のシェアを持っています。ロケットの弾頭を作るような、高性能の工作機械は全部日本製です。あるいは、車の金型。これは群馬の中小企業が一手に作っていて、世界中の自動車のメーカーが使っています。先日、ノーベル賞受賞者の小柴さんが杉並の名誉区民を受けられた時にお話を伺いました。なんと小柴さんは「十年以内に自分の弟子が、二人くらいはノーベル賞を取るだろう」と自信を持って断言されていました。この国には、能力もテクノロジーもあります。確かにいまは過渡期ですから、なかなかうまくいかない面もある。しかし、もっと自信を持って、元気を出して、みんなでこの国を良くしていきましょう。

