石原のぶてる's オピニオン・羅針盤(コンパス)
平成14年11月号
新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
皆様のご支援のお陰で、小泉内閣の行政改革・規制改革担当大臣を拝命し、一年八ヶ月が過ぎようとしています。この間、地元の皆様にはご無沙汰ばかりし、本当に申し訳ない思いで一杯ですが、今は、与えられた使命を精一杯果たすこと、そのために努力することこそが皆様へのご恩返しになるのだと思い定め、この国についた贅肉を落とすことに日々努めています。
昨年は、一年かけて取り組んできた特殊法人改革法案が成立し、それまでの六九の法人に加え、新たに四九の特殊法人を廃止し、三八の独立行政法人と七つの民間法人に再編しました。また改革の試金石とされた道路関係四公団や成田空港の民営化問題も何とか決着することができました。しかしこれで改革が終わったわけではありません。一度はスリムになった組織でも、時代のニーズにそって不断の見直しを行わなければ、すぐにまた新しい贅肉がつき、無駄がはびこることは歴史が証明しているのです。そのためには常に厳しい監視の眼を光らせていなければならないのです。
今年の干支は未(ひつじ)。羊は大昔から中国では最も大切な家畜で、食用にされた他、神様への供え物としても使われたそうです。そのせいか、「羊」の字を含む漢字は「おいしい」「形が美しい」「めでたい」など、良い意味に使われます。この世の中で大切なものとして、真・善・美と言いますが、「善=羊+言」「美=羊+大」と、そのうちの二つには羊が含まれています。高度成長を通じ、私達はモノを中心とした価値観に流され、何か大切なものを、一つまた一つと置き忘れて来たような気がします。手に取る事のできない価値、計ることのできない価値の中にある、真や、善や、美が私達の生き方にもたらしてくれる潤いを、もう一度考え直してみる年が、未の年なのかもしれません。
本年が、未の年にふさわしい美しく、善き年になりますよう国政の場で、引き続き全力で活動して参ります。皆様の変わらぬご指導、ご鞭撻を心よりお願い申し上げます。

