コンパス

石原のぶてる's オピニオン・羅針盤(コンパス)

平成14年5月号

改革は着実に前進している。
サッチャーは五年かかった、
小泉内閣は一年でやった。

昨年四月の小泉内閣の発足に伴い、私は行政改革・規制改革担当大臣という大役を仰せつかりました。
それ以来、昨年末には「特殊法人等整理・合理化計画」、「公務員制度改革大綱」。そして年度末には、「公益法人に対する行政の関与のあり方の改革実施計画」と「規制改革推進三カ年計画の改定について」を閣議決定することができました。この一年で、私の所管する四つの改革について、全て大きな方向性を示せたことになります。

構造改革は痛みを伴うとよく言われます。しかし、行革・規制改革は違うと私は思っています。特殊法人改革においては予算ベースで一兆千百七六億円、公益法人でも決算ベースで七百五十億円を削減し、その分を国民により必要な分野に振り向けることができました。規制改革では、これまで困難とされてきた社会的規制の分野に大胆に踏み込み、その成果は既に現れてきつつあります。一年前、道路公団が民営化されると誰が信じたでしょう。やればできるのです。

行革・規制改革は行政の無駄を省き、出費を抑えると同時に、民間の頭を押さえつける規制や、民間の活性化を阻む官制ビジネスを取り除き、民間に新たなビジネスチャンスを提供し、日本に元気を取り戻す明るい改革なのです。

「民に任せられるものは民に」と言う総理の言葉に現れているように小泉改革の原点は、官の無駄を省き、民を元気づけ、子供達の世代に借金を背負わせないことです。私たちの贅沢の付けを子供たちに払わせることは出来ません。そのために、私たちには今、新たな一歩を踏み出す責任があるのです。国民の皆さんが関心を失えば改革はストップしてしまいます。今後とも皆さんの更なるご支援をお願いします。

● ● ● 対談 ● ● ●
明日の未来を創る石原伸晃
VS
未来のチャンピオンを育てる具志堅用高

のぶてるさん、政治の世界でチャンピオンになってください。(具志堅)

夢を目指し努力する若者にスピリットを与えて下さい。(石原)

■「人を育てるのは難しい。大事なのは日々の努力。」
…具志堅用高

石原伸晃:今日はお忙しい中、ありがとうございます。チャンプのジムが、私の家のこんなに近くにできているとは思いませんでした。

具志堅用高:私の自宅もすぐそばなんですよ。

石原:私はチャンプの大ファンで、チャンプの試合はほとんど見てます。六年間も世界王者だったんですよね。ところでなぜ杉並にジムを作られたんですか。

具志堅:以前杉並区で講演した時、「こんなところにジムを持てたらいいな」なんて思ったんです。その後、縁あってとんとん拍子に話が進んだんです。

石原:練習生は何人位いらっしゃるんですか。

具志堅:いま練習してるのは15人くらいかな。一人くらいは日本タイトルに挑戦させたいと期待してます。

石原:チャンプが手がけられたボクサーに、世界チャンピオンはいらっしゃらないんですよね。

具志堅:日本タイトルまではいます。人を育てるというのは難しいもんです、自分がやる方がよっぽど楽ですね。

石原:自分が選手なのと、若い方を指導するのとでは、やっぱり違いますか。

具志堅:全然、違います。指導するというのはやはり難しいですよ。若い人のハートをつかみながらやっていかないと、彼らのボクシングに対する情熱も生まれないし。要は、いかにファイティングスピリットを与えるかなんです。それにジムで練習するだけじゃ強くはなれません。私生活から頑張らないと。

■「政治家の原点は地元の声。日頃から皆さんの声を大事にしています。」…石原伸晃

石原:政治家も選挙の時だけ、よろしくお願いしますって言っても通用しません。日頃から地元の皆さんの声を大事に、聞いていないと。政治家の原点は地元の声、国民の声ですから。私は学生時代は少林寺拳法をやってました。三段の黒帯を頂いたときの感動は、いまも私の大切な思い出ですし、どんな事でもやればできるという自信の源です。

具志堅:それで大臣室にサンドバックがあるんですか。

石原:あれは違うんです。行革大臣になったとき、総理に「サンドバックになって頑張れ!」って言われたもんで、同僚の議員がプレゼントしてくれたんです。先日チャンプにもサインして頂きましたよね。でも、サンドバックに向かった時のファイティングポーズは格好良かったです。やっぱり本物は違いますね。

具志堅:サンドバックを見るとつい力が入っちゃって・・・

石原:日本も豊かになって、指導法も変わって、時代の変化の中で若い人とずっと接している立場から見て、どうですか。いまの若い方にスピリットはありますか。

■「夢を持つ。やり抜くことが強さにつながる。」…具志堅用高

具志堅:今の人の素質は素晴らしいので、後は練習に打ち込むスピリットを持てば、いくらでも強くなります。要は夢を持つこと。世界チャンピオンになりたい、とか。

石原:それ、いいですね。自分の夢を目指すというのは素晴らしいですよ。最近は夢を持つ前に、まずその夢が実現できるかどうか考えてから、なんていう人が多いですから。

具志堅:やり抜くことは本当に大切です。ボクシングのトレーニングでは、我慢が基本です。耐えてやり抜かなくては、決して強くはなれません。石原さんも、言いたいことがあってもいえないことばかりでしょ。

■「四つの改革案、今年は実行に移す勝負の年です。」…石原伸晃

石原:昨年は大変でした。私は総理から、特殊法人改革、公益法人改革、公務員制度改革、規制改革と四つの改革を命じられているんですが、なんとか改革全ての改革に関して、案をまとめることができました。今年はそれを実行に移す年です。勝負の年に何かチャンプからアドバイスをいただけませんか。

具志堅:アドバイスというよりお願いがあります。たった一つです。それは政治の世界のチャンピオンを目指して欲しいという事。最高に大きい夢にチャレンジしてください。そのためには時に戦わなきゃいけないときもある。チャンピオンになれるのは一人だけれど、チャレンジャーは何人もいる。その中で勝ち抜いていくのは大変でしょうが、やっぱり目指すならチャンピオンです。頂点に立ってください、政治の世界で。

石原:ありがとうございます。がんばります!

(具志堅用高:元ボクシング世界ジュニアフライ級チャンピオン)

知っているようで意外に知らない
大事な命の救い方
見過ごす人になるか、救う人になるか

自分だけは事故には遭わない。人間誰でもそう思い込みがちなもの。でも、事故に遭う可能性は誰にでもあります。目の前で起きることも・・・。そんな時、救命の方法を知っていたら、大切な命を救えるかもしれません。そこで、石原も杉並消防署の救命講習に参加させていただく事にしました。

講習を受けた石原の感想は「人工呼吸や心臓マッサージはテレビなどでよく目にするので、自分にも出来ると思いがちですが、きちんと習わないとかえって怪我を悪化させることもあります。大変勉強になりましたが、意外に疲れるものですね」とのこと。ともあれ、めでたく救命技能認定証を頂きました。この講習は実費を払えば誰でも参加できるそうです。講習に関するお問い合わせは、お近くの消防署まで。

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